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〒722-2101 広島県尾道市因島大浜町87-1

営業時間:10時~17時  定休日:水/木

駐車場:100台(アメニティ公園内)

Tel:0845-24-1212

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# 8 広島県尾道市因島

因島のミツバチが運んでくれた、天然の贈り物

# 8 広島県尾道市因島

村上養蜂場

村上かほりさん

プロフィール

因島出身。就職で大阪に移り食に関わる仕事などを経験した後、帰島して2021年から養蜂業をスタート。養蜂家として「村上養蜂場」ブランドを起ち上げ、日々ミツバチたちと向き合っている。故郷での新しい生活については「瀬戸内の景色が大好き。朝日と夕焼けに癒やされる毎日」と語る。因島で採蜜した「柑橘蜜」「百花蜜」をBASEなどで販売予定。3児の母。

私たちの身近にある蜂蜜は、ミツバチが多彩な種類の花から集めてきた「百花蜜」が一般的。春から秋にかけて四季折々の野山から採集された百花の蜜は黄金色に輝き、味わいは風味豊かで非常に濃厚だ。
なかでも柑橘類に恵まれた瀬戸内に棲むミツバチは、毎年5月頃になると柑橘の花から蜜を集めてくる。因島ではみかん、はっさく、ネーブル、レモンが中心で、百花蜜と比べるとさらっとした爽やかな口当たりが特徴。色合いは透き通っていて美しい。

今回SEABRIDGEは、そんな因島の養蜂場で採蜜された蜂蜜と出会う。ミツバチたちが運んできてくれた蜂蜜の物語を紹介しよう。

地元・因島に戻って養蜂家に

「蜂蜜は、ミツバチたちからの贈り物だと思っています」。そう語るのは、「村上養蜂場」の村上かほりさん。長年大阪を生活の拠点にしていたが、2021年に故郷の因島に帰島し、養蜂家としての新しい人生をスタートさせた。

なぜ養蜂家だったのだろうか?尋ねてみると、村上さんは少し考えて「因島の蜂蜜をいただいた瞬間、幸せを感じたんです」と微笑んだ。
数年前、因島で同じく養蜂業を始めた妹が送ってくれた天然蜂蜜を口にしたときハッとした。あまりにもおいしく、幸せな気持ちになれたのだと振り返る。もともと料理が好きで、「おいしい」と言ってもらえることが何よりの喜びだった。自分が手掛けた蜂蜜で、誰かが豊かな気持ちになれたなら。

そんな想いから、村上さんは故郷の因島で養蜂家となった。

ミツバチの不思議な生態を見つめる毎日

ミツバチについて質問すると、「私もまだ勉強中なんですが」とはにかむ村上さん。それでいて生き生きと目を輝かせながら、ミツバチの不思議について教えてくれた。

巣箱に1匹しか存在しない女王蜂は1日に1,000個以上の卵を産む。ミツバチの社会では、女王蜂を中心にメスの働き蜂たちがせっせと蜜を集めている。きれい好きで几帳面な性格、ミツバチたちは飛び方によって仲間とコミュニケーションを取っているのだそうだ。

ミツバチは社会性昆虫としても有名だが、その生態はまだ解明されていない点も多い未知の分野。だからこそ日々ミツバチを観察する。毎日ミツバチを見つめていると、一匹一匹の役割や個性が徐々にわかってくるのだという。

ミツバチが運んできた恵みに
感謝しながら行われる蜜しぼり

ミツバチたちの家となる巣箱に巣枠と呼ばれる木の枠を入れておくと、ミツバチは体内から分泌される蜜蝋で六角形の巣(巣脾)を作り、そこに集めてきた蜜を貯めていく。

養蜂家にとって一年で最も忙しいのは蜜しぼりの時期。朝7:00には作業が始まり、巣脾を取り出して採蜜小屋に運んで蜜蓋を削り、遠心分離機にかけることで採蜜していく。
「がんばってくれてありがとう」。ミツバチたちにそう声をかけながら、養蜂家たちの手によって、ていねいにていねいに蜜しぼりの作業は行われていく。

生活に蜂蜜を取り入れて
心にゆとりと彩りを

仕事や学業、育児に人間関係。繰り返される営みの中には、何気ない出来事で落ち込んだり、自己嫌悪に陥ったり、心に余裕がない日だってきっとあるだろう。そんなときはいったん考えることを中断して、SEABRIDGEで羽を休めてはいかがだろうか。
水平線の向こうに広がる海を眺めて、甘いデザートを一口。ミツバチが運んでくれた恵みを感じながら、天然の蜂蜜から広がっていく幸福感をぜひ味わってみてほしい。

Collaboration Menu 

クルンジのソフトクリームとはちみつ添え
¥750-

※店内利用のみ

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